あさが来た 井原西鶴の白木永代蔵って本当は日本永代蔵のこと?

朝ドラ「あさが来た」22話で、お金に悩むあさに、新次郎が話したのが井原西鶴です。しかし新次郎があさに手渡した本は「日本永代蔵」ではなく「白木永代蔵」、「長者教」の物語は「長者丸」の妙薬に・・・。さて、本当のところはどうなのでしょうか?

新次郎が話した井原西鶴

長者丸・あさが来た

お金を儲けるにはどうしたらいいのだろうと悩むあさに、新次郎が持ちだしたの話が井原西鶴です。その話というのが、次のようなものでした。

貧乏な男が金持ちに貧しさという病を治すないものかと聞きに来た。するとその金持ちは、長者丸という妙薬の作り方を教えてくれた。

  • 朝起き五両
  • 稼業が二十両
  • 夜詰めが八両
  • 始末十両
  • 達者七両

この合わせて五十両を粉にして、朝夕飲むからには長者になること、まず疑いなし。

新次郎の話には続きがあった

そしてあさに「白木永代蔵」という本を渡しました。

このあと新次郎は、あさが本に夢中になったところで、そっと部屋をぬけ出します。新次郎が店を出ようとすると、あさはその話の続きを新次郎に読み聞かせます。

なんとそれは、男子が行ってはならぬ戒めで、今新次郎が行っていることばかり。

これらは毒薬より恐ろしいものなので、心の中で思うことさえならぬ。

長者丸の作り方を翻訳してみた

ところでやっぱり気になるのが、長者丸の作り方ですよね。何となくわかるようで、わからないようで、はっきりしません。現在手に入る情報だけですが翻訳を試みました。

  • 朝起き…朝早く起きること。つまり、早起きは三文の得ってこと
  • 稼業…商売のこと。 本業に精を出せということ
  • 夜詰め…夜遅くまで働くこと。 今で言う「残業」、昔で言う「夜なべ」
  • 始末…倹約すること。 無駄遣いや浪費をするな
  • 達者…丈夫なこと。 体が資本。健康第一

ネット辞典だけですが、自分なりの翻訳です。(^^;

「白木永代蔵」は「日本永代蔵」なのか?

正確に理解したかったので、「白木永代蔵」を検索してみると、なぜか「日本永代蔵」がヒットしました。

日本永代蔵は井原西鶴の短編小説集で、致富教訓譚『長者教』の影響を受け、副題に「大福新長者教」とありました。そして、お金持ちになるための話が書かれているようです。

朝ドラ「あさが来た」は、広岡浅子をモデルしていますが、全くの別ドラマとするために、主な登場人物の名前を変更しています。

主人公のあさを例にとると、広岡浅子(ひろおかあさこ)→白岡あさ(しろおかあさ)という形で変更しています。

以上のことから、新次郎があさに貸した「白木永代蔵」も「日本永代蔵」の「日本」の文字を「白木」に変えたのではないでしょうか?

是非、「日本永代蔵」を読んで、妙薬「長者丸」の話と比較してみたいと思っています。調査が終わったら、また記事にします。

あさが来た 22話 ≫

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