あさが来た 用語辞典

朝ドラ「あさが来た」に出てきた言葉やモノを、用語辞典としてまとめてみました。ドラマの中の出来事も合わせて載せてありますので、是非ご活用くださいませ。

いいなづけ(許嫁)

親同士で決めた結婚相手のこと。

幼いころから決めることが多く、今井家の娘たちは、代々家のために大阪の両替屋に嫁ぐことが決まっていたのです。

おいど

お尻のこと。

そろばんで遊ぶあさが、忠興にお尻を叩いて叱られると、新次郎が心配して「おいどは大丈夫でっしゃろか?」と声をかけたり、7歳のとき、凧で飛ぼうとして木から落ちたときのことを振り返って、お尻を強く打って「おいどが割れそうやった」と、当時を語ったときに出てきました。

おきご(置き碁)

囲碁において、実力差のある人と対局(勝負)するときに、公平になるように置き石を置くこと。

囲碁は自分の陣地を相手より広く取るゲームであるため、置き石を置いて相手より早い段階で陣地を広げておくことは有利となります。

ドラマでは6話で、あさが祖父の忠政との対局に勝ち、調子に乗ったあさが『次からは置き碁なしでいい?』と言うセリフで使われています。

おくむき(奥向き)

奥さんや女性のこと。本来は「家の奥のほう。居間のほう」と言う意味。

山王寺屋にきたあさに気づいたはつが、店に行こうとしたとき、女将の菊がはつを呼び止め『奥向きが店に出てはいけないことくらいわかるやろ』と言うセリフで使われました。(18話)

おないぎ(お内儀)

他人の妻を敬っていう語。

あさの時代、主に京都で町屋の妻に対して使わていたようです。
ドラマでは新選組が加賀屋に乗り込み、四百両を借用しに来たとき、土方歳三があさを呼ぶ時に使った言葉です(17話)

かこべや(加子部屋)

水手・水夫(かこ)とも書き、舟をあやつる者、ふなのり、かじとりを意味します。

21話で、あさが宇奈山藩の蔵屋敷に借金の回収をしに行ったとき、勘定方が帰ってくるまでの場所として通されたのが、この加子部屋です。

宇奈山藩の加子部屋は、使用人たちが寝たりくつろいだりする大部屋で、あさはここで亀助と一晩明かすこととなりました。

ごこうぎ(御公儀)

江戸幕府のこと。あさの時代の両替屋は、武士に返ってくるあてのないお金を、無理やり貸し出さなければならない状況にあったのでした。

ごりょんさん

中流の町家の娘または若い妻こと。御寮人(ごりょうにん)の発音がなまった言葉。

加賀屋の貸付高が九百万両と知ったあさが、正吉に回収を急ぐように申し出たとき、あさは正吉からこう呼ばれました。(18話)

しろへびはん(白蛇はん)

眉山惣兵衛のこと。目が細く、肌の青白い惣兵衛に、あさがつけたあだ名です。

そろばんをぱちぱちはんと「はん」づけで呼んでいましたが、白蛇さんは「さん」づけで呼んでいたのか気になります。なお、大人になったあさは、白蛇はんと「はん」づけに戻っていました。

だいふくちょう(大福帳)

商家の売買勘定を示す元帳で、だいたい貸付先ごとにお金の貸借金が記録されるのが一般的です。

例えば、長州藩へ金「千両」を貸し出した場合、貸付先として【長州藩】のページに『金 千両也』というように記録されます。

18話で、あさが新次郎に頼んで、加賀屋の大福帳を持ってきてもらい、今どのくらいのお金を貸し出しているのか計算する場面で出てきました。

だんな(旦那)

商家の主人。

通常、長男が跡継ぎとなり、将来の旦那になります。それまで旦那だった人(通常長男の父)は隠居するのが一般的でした。今井家では祖父の忠政が、隠居生活をしており、その息子である忠興が旦那となっています。

つゆしば(露芝)

弓なりの弧を芝に、円を露に見立てた柄(模様)です。着物の柄によく使われます。

14話では、惣兵衛が送った反物の中から、はつが露芝柄の反物を選びました。

反物を選ぶはつ・あさが来た

露芝柄・あさが来た

てだい(手代)

番頭の下で主に接客を任された使用人。

手代になって初めて商いに関わる仕事を任されるようになります。また丁稚では出なかった給料も支払われるようになります。

加賀屋では、弥七が手代の職についています。

とさぼり・がわ(土佐堀川)

朝ドラ『あさが来た』のモデルとなった『小説 土佐堀川』は、「とさ・ほりかわ」ではなく「とさぼり・がわ」という川のことです。大阪の旧淀川が中之島を起点に南北に分岐するのですがその南側の川が土佐堀川です。

あさの新次郎宛ての文を忠興が、飛脚に渡すとき『大阪、とさぼりがわの加野屋はんや』と言っています(9話)

はやしげい(囃子芸)

囃子とは、笛・鼓・太鼓・三味線・鉦(しょう)などを使う音楽を言います。

22話で、あさはこっそり夜中に出かけようとする新次郎に、井原西鶴の話の続きを読み聞かせます。そこには次のようなことが書かれていました。

『男子が、囃子芸を習うこと。茶の湯をすること。日中から風呂に入ること。これらは毒薬より恐ろしいものなので、心の中で思うことさえならぬ』…と。つまりこれらの戒めは、すべて新次郎の道楽について述べたものだったのです。

ばんとう(番頭)

一番上の地位にある使用人。店の経営全般を任されていました。

加賀屋では、番頭の中で大番頭、中番頭に分けられ、雁助が大番頭、亀助が中番頭の職についています。

ぱちぱちはん

そろばんのこと。

あさは、そろばんをパチパチ弾く音からそう呼んでいます。

びーどろ(ビードロ)

息を吹き込み音を鳴らして遊ぶガラス製のおもちゃ。

細い管から息を吹き込むと、丸い部分の底のガラスが膨らみ、口を離すと元に戻る特徴があり、このとき、ポッペンと音が鳴るのです。ビードロはポルトガルでガラスを意味します。

ぶんけ(分家)

家族が本家から分離して、新たに家を構えること。

ドラマ「あさが来た」では、長男の正太郎が跡継ぎ、次男の新次郎が分家に出される予定でしたが、正太郎が労咳で亡くなり、新次郎が分家から跡継ぎとなりました。

べろしぺーど(ベロシペード)

イギリスの女性の間で流行っている二輪車で、現在の自転車の前身です。しかし、このころのベロシペードには、まだペダルがなく地面を足で蹴って前に進むものでした。

ドラマでは、あさ宛の五代才助の手紙の中で、イギリスでこの二輪車を女性が颯爽と乗っている姿を見て、あさを思い出したと書かれています。

ぼてふり(棒手振り)

魚や青物などをてんびん棒で担ぎ、売り歩くこと。また、その人を指します。

山王寺屋が潰れたあと、町外れの農家に厄介になることになった眉山家。新次郎が連れてきたあさに、はつは、惣兵衛は棒手振りして青物売って、自分は畑の手伝いと繕い物をして暮らしていることを教えるのでした。(29話)

やたて(矢立て)

携帯用の筆用具。墨壺と呼ばれる部分に墨が入っていて、すぐ筆が使えるようになっています。

町でふゆ(はつのお付き)に出会ったあさは、はつに文を渡してもらおうと、中番頭の亀助が持っていた矢立てを借りて、手ぬぐいの切れ端に書をしたためました。(20話)

りょうがえや(両替屋)

今で言う銀行のこと。

あさの家である今井屋も両替屋ですが、本職は呉服屋です。

ろうがい(労咳)

肺結核のこと。

日本では、明治初期まで肺結核のことを労咳と呼んでいました。ドラマでは、11話で新次郎の父・正吉が今井家に長男が亡くなった原因が「労咳」と告げるシーンで使われています。

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